新任研究員の紹介【発酵醸造食品機能性研究センター】
2025.06.10
発酵醸造食品機能性研究センターでは、2025年6月より新たに研究員4名を迎えました。
本学農学部の個性豊かな兼任研究員をご紹介します。※五十音順
【→研究体制】

朝見 祐也 (Yuya Asami)
農学部 食品栄養学科 教授
https://researchmap.jp/read0141008
◉主な研究領域:
・給食施設における生産管理および安全・衛生管理に関する研究
・穀類伝統食品の美味特性の解析
◉コメント:
2025年6月に発酵RCの兼任研究員として着任いたしました。これまで、穀類加工食品の美味特性(おいしさ)について、物性論的な視点で解析をしてきました。当研究センターが開発する食品についてもおいしさの評価を数多く進めることができればなと考えております。魅力的な食品の開発につながるようしっかりと頑張ってまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

阪中 幹祥 (Mikiyasu Sakanaka)
農学部 生命科学科 准教授
https://researchmap.jp/sknkmkys
◉主な研究領域:
・腸内細菌とヒトの共生に関する研究
・微生物の糖質・アミノ酸代謝に関する研究
◉コメント:
発酵醸造食品に関与する微生物群の生態系や本微生物群が発揮する機能・役割はどのようなものか?、またそれらが結果としてヒト常在微生物群とどのように関わり合っているのか?について興味を持っています。発酵醸造食品機能性研究センターでは、これらの謎を分子レベルで解き明かし、古くより多くの方々に食されてきた発酵醸造食品のこれまで知られていなかった機能性や価値を新たに発見していきたいと考えています。

西澤 果穂 (Kaho Nishizawa)
農学部 食品栄養学科 講師
https://researchmap.jp/nishizawak
◉主な研究領域:
・植物性食品素材の新規加工食品開発を目指した基礎的研究
◉コメント:
食生活を豊かにすること、人々の健康の維持・増進に貢献することを目標に、私は植物性食品の加工をテーマに研究しています。これまでに、ナタマメという豆を中心として、雑豆(大豆や落花生を除く豆類の総称)の加工方法や加工特性について明らかにしてきました。現在は、雑豆を用いた味噌や醤油など、新たな発酵食品の製造にも取り組んでいます。本センターでの活動に、食品加工の側面から貢献できるよう、努めてまいります。

吉山 洋子 (Yoko Yoshiyama)
農学部 生命科学科 ラボラトリー専門助手
https://researchmap.jp/yyoshiyama
◉主な研究領域:
・鮒ずしや製パンなどの発酵食品の微生物に関する研究
・湖沼海洋など水域の微生物に関する研究
◉コメント:
鮒ずしの漬け樽の中でも、琵琶湖の水中でも、微生物たちは静かに関わり合い、環境を少しずつ変えています。滋賀という豊かな自然と文化の中で起こる微生物の営みに魅せられてきました。発酵と水環境という2つの視点から、滋賀の微生物の魅力を研究していきたいと考えています。
※画像は研究に関するイメージ