滋賀障スポ2025競技会場内にて、高タンパク質パン「滋賀県版アスリートデニッシュ」を試食提供【発酵醸造食品機能性研究センター】
2025.10.31
龍谷大学 発酵醸造食品機能性研究センターは、滋賀の恵みを活かし、高タンパク質という特長のある新しい機能性食品「滋賀県版アスリートデニッシュ」の試作品を、2025年10月25日(土)9:00〜16:00、滋賀障スポ2025のバスケットボール・車いすバスケットボール競技会場「おもてなSHIGAエリア」(滋賀ダイハツアリーナ内)にブース出店し、試食会とアンケート調査を実施しました。
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「滋賀県版アスリートデニッシュ」は、近江八幡の赤こんにゃく、高島のアドベリー、長浜の伝統菓子・菊水飴、湖南の純粋はちみつ「KONAN HONEY」など、滋賀ならではの食材を組み合わせた点も地方創生をめざした大きな特徴です。また、トレーニング後の推奨量を満たす20gのタンパク質を含み、運動後のリカバリーや筋肉合成をサポート。高配合でも硬くならない小麦由来タンパク質は長田産業(株)様からご提供いただきました。味わいにもこだわり、アスリートはもちろん健康志向の人にも楽しめる仕上がりになっています。
当日は、商品開発に携わった本学教員・研究員のほか、本学スポーツサイエンスコース(経営・経済・法・政策学部)の松永ゼミ生と社会学部の大西ゼミ生もブース運営に参加し、来場者へ直接「滋賀県版アスリートデニッシュ」の試作品を配布し、説明とアンケート調査実施を行いました。

そして、前年優勝チームである愛知県の車いすバスケットボールのアスリートの皆さま(左記写真)には、「とても美味しい!」というコメントと共に、高タンパク質という点にも大変興味をもっていただきました。さらに、商品開発で大変お世話になっている、アンデさんと長田産業さんの担当者にもご来場いただきました。
試食後のアンケート調査の速報として、高タンパク質であることや滋賀県の特産品を活かしていることなど多くの点で好評価を受けましたが、とくに「天然・自然の素材を使用していること」「健康によいこと」「安全性が高いこと」「大学のプロジェクトであること」が高く評価されました。
◉参加学生の声
滋賀障スポ大会会場でアスリートデニッシュを試食していただく機会に立ち会い、多くの方が笑顔で楽しんでくださる様子を目にすることができ、とても嬉しく思います。
滋賀県の名産品を活かして開発されたこのパン(デニッシュ)は、アスリートやスポーツに取り組む方々の力になることや一般の方の健康食品となることを目指しており、こうした取り組みを通じて地域とスポーツの魅力を全国に発信できることを誇りに思います。
また、初めて車いすバスケットボールを観戦して、スピード感あふれる展開や激しいぶつかり合いの中にも、チームワークと戦術が光り、心を揺さぶられました。選手の皆さんが真剣に競技へ向き合う姿に、改めてスポーツの持つ力と魅力を感じました。
私自身も長年スポーツに親しみ、スポ―ツマネジメントを学んできた経験を踏まえ、今後もスポーツに励む方々の味方として、美味しいアスリートデニッシュを通じて力になれるよう努めていきたいです。 
石橋優音さん(経済学部スポーツサイエンスコース松永ゼミ3年/大阪青陵高校出身)
◉開発プロジェクトチーム・リーダーよりブース出店を終えて
今回の開発プロジェクトは、当センターの学際的研究プロジェクトの一環として、私のほかに柿崎博美 博士研究員、石原健吾 センター長、大西孝之 兼任研究員、古本強 兼任研究員が中心となって進めてきました。また、本学の経営・経済・法・政策学部に所属のスポーツサイエンスコース松永ゼミ生、農学部食品栄養学科石原ゼミ生、社会学部総合社会学科大西ゼミ生など、学生の実践的な学びの場ともなっています。
アスリートデニッシュの開発の栄養分野に関しては、農学部食品栄養学科石原ゼミ生らも参加。さらに、プレスリリースによって経済部スポーツサイエンスコース松永ゼミ3年の門脇睦樹さん(奈良育英高校出身)が京都新聞さんの取材を受け、10/23滋賀県版の1面カラーに掲載されたり、経営学部スポーツサイエンスコース松永ゼミ3年の駒田翔也さん(滝川第二高校出身)と社会学部総合社会学科大西ゼミ3年の伊藤理俊さん(滋賀県立堅田高校出身)が、NHK大津放送局さんの取材を受けるなど、スポーツマネジメントを学ぶ学生たち自身がプロモーションおよびメディア関連の現場を学ぶ良い機会ともなりました。
引き続き、学際的研究の特徴を活かした人材育成にも繋げていきたいと思います。 
松永 敬子(副センター長、経営学部スポーツサイエンスコース 教授)

当センターでは今後も、地域資源を活かした研究開発や食文化発信を通じて、スポーツ振興や地域社会との連携を進めてまいります。
→詳細は《プレスリリース(2025年9月24日配信)》を参照してください。
なお、今回ブースで試食提供した「滋賀県版アスリートデニッシュ」は、2024年3月に龍谷大学経営学部スポーツサイエンスコース松永敬子研究室と農学部生命科学科・島純研究室および、やまなしスポーツエンジン(山梨県観光文化・スポーツ部スポーツ振興課)がアスリート等向け食品として共同開発した山梨県の野生酵母を使用した「山梨県産ぶどう野生酵母アスリートデニッシュ」をベースとして、2024年4月に当センターが学際的研究プロジェクトに採択されことを契機に、新たに開発プロジェクトチームを立ち上げて研究開発を進めてきたものです。(※1・2)
補足:
※1【開発プロジェクトチーム】
・リーダー:松永敬子(副センター長、経営学部スポーツサイエンスコース 教授)
・メンバー:柿崎博美(博士研究員)、石原健吾(センター長、農学部食品栄養学科教授)、古本強(兼任研究員、農学部生命科学科 教授)、大⻄孝之(兼任研究員、社会学部総合社会学科 准教授)、経営学部・経済学部・法学部・政策学部のスポーツサイエンスコース学生、農学部学生、社会学部学生